プロジェクトストーリー

濵﨑基能

Hamasaki Motoyasu

2008年中途入社

東京営業部第1課

鑑定人資格1級、さらに、その先へ。

鑑定人資格は3級からスタートし、2級、1級と試験に合格するたび、鑑定人としての信頼度が増していく。現在、鑑定人協会に登録して実際に活動している鑑定人の数は900名程。その中で1級資格の取得者はわずか100名程度しかいない。決して簡単とは言えないこの1級資格まで通常より早い7年間で駆け上がったのが、入社10年目となる濵﨑鑑定人。彼のこれまでのキャリア、資格や仕事に対する思いに迫る。

-専門職を目指せると知り、入社を決意

「鑑定人の存在なんてまったく知りませんでした」と語るのは、中央損保鑑定に2008年に中途入社した濵﨑鑑定人。前職はIT企業でSE。大学院では宇宙物理学を専攻するなど、鑑定業界とはまったく無縁の人間だった。この仕事との出会いは、転職活動の際に訪れた合同説明会の会場。前職のSE時代にインターネット保険のシステムに携わったことがきっかけで、保険の文字に目が止まり、中央損保鑑定の説明を聞くことになる。「これまでの経歴にかかわらず、専門職(プロフェッショナル)を目指すことができるという点に最も惹かれました。保険だけでなく、機械や電気、建築など、いろいろな分野の知識を習得できるのは面白そうだな、と。あと、いろいろな知識だけでなく、いろいろな場所に出張できることも魅力でしたね」と濵﨑。さらに、鑑定業界の中で最大級の規模を誇り、教育体制が整っていたことも、彼の背中を強く押してくれたという。

-日々の忙しさに追われながらも2級を取得

しかし、入社後の濵﨑鑑定人はさまざまな知識と向き合う前に、人間と向き合うことの難しさに直面する。「保険会社からの立会い依頼で現場に行くのですが、被害に遭われた保険契約者の方々も“保険金がどのくらい支払われるか”は死活問題。私たちの鑑定に対して感情的になる方もいました。今なら、そういった状況を乗り切るスキルも持ち合わせていますが、1年目はうまく対応できず必死でしたね」と振り返る。しかも、濵﨑のところには1年目から次々と案件の依頼が舞い込んできた。先輩たちの鑑定を見よう見まねで、わからないことはその都度調べながら聞きながら、日々の業務に夢中で対応した。ただ、そうした忙しさの中でも資格取得に対するモチベーションは入社当初から高かったという。「入社して1回目の試験で3級を取得。とにかく2級までは早く上がりたかったですね。試験の2ヶ月くらい前からは帰宅後も夜遅くまで勉強し、週末も試験対策に時間をあてました」。その結果、彼は入社3年目の秋には鑑定人2級を取得することになる。

-仕事も、勉強も、より効率を意識するように

「鑑定人2級を取得した時はうれしかったですね。級によって扱える案件が変わるわけではありませんが、やはり資格は信頼の大きな証。仕事を依頼してくださる保険会社の担当者の方々にもアピールできますからね。あと、保険会社から鑑定会社へ支払われる鑑定料は鑑定人の級によって異なり、それに伴い鑑定人の収入が増えることも、仕事のさらなるモチベーションにつながりました」と2級取得当時の想いを語った。しかし、じつはここで一度、資格取得への熱は下がったという。「仕事は忙しくなる一方でしたし、正直、1級は業界内でも取得率は15%以下。勉強時間をきちんと確保する余裕もありませんでした」。それでも試験の時期が近づくと習慣のように机に向かっていた濵﨑。翌年に6科目中1科目ではあったが、合格したことを境にもう一度、本気で1級を目指すことを決意する。「今度はがむしゃらに量を増やすのではなく、どうすれば仕事も勉強もより効率よくできるか。そのことを第一に考え、限られた時間を大切に過ごしました」。

-鑑定人1級取得者としての責任と誇りを胸に

そして、入社7年目となる2015年4月。濵﨑鑑定人は異例のスピードで1級取得者となる。「2級で十分だと思っていましたが、いざ取得するとまったく心持ちが違いました。案件を依頼してくださる保険会社の担当者の方々はもちろん、周囲の鑑定人からの見られ方も変わりましたし、これまで以上に仕事の質を意識するようになりましたね」。鑑定人は、保険会社と保険契約者の間に立ち、事実を見極める仕事。鑑定人への信頼感なしでは、保険という仕組みそのものが成り立たなくなる。「事故が起こる前の状況を聞き、起こった後の状況を確認し、時には契約者の発言に疑問を持つことも必要になります。自分の判断に自信が持てなければ勤まらない仕事です」と濵﨑鑑定人。きっと1級資格はこうした仕事に対する自信や責任、誇りを育む上でも確固たる土台になっているのだろう。彼の眼差しは、より遠くを見つめ始めている。「これまでは個人を対象とした保険の損害鑑定業務が中心でしたが、今後は企業を対象とした案件にも挑戦してみたいですね。当然、規模や難易度も上がりますし、何より依頼してくださる担当者との信頼関係を築くことから再び始めなければなりません。それでも新しいことに挑戦することで、自分自身の視野は確実に広がるはず」と将来のビジョンを熱く語る。資格取得のさらにその先へ、彼の新しいチャレンジがまた始まった。

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